103-B「八幡浜港/大洲」
◯白看の種類:103-B「八幡浜港→1Km/大洲←21Km」(オーバーハング式・鋼管柱・2点支持)
◯設置されている道路:八幡浜市道(新町商店街)×愛媛県道27号八幡浜港線(旧国道197号線)
◯概要:未明の八幡浜市。九州からのフェリーの到着時間がこの時間になってしまったので、暗い中での撮影になってしまった。撮影にフラッシュは使いたくないのだが、仕方あるまい。フラッシュなしで撮ったものはどれもぶれぶれであった。
さて、この白看は珍しくアーケードの下に設置されている。なので写真でご覧いただけるとおり状態はかなり良い。ここは「新町商店街」と言って、白看が向いている方(つまり写真の反対側)はこうなっている。
さて、何故「自動車進入禁止」にもなっているこの商店街に白看が立っているのか。
まずここがかつての国道だった可能性はない。八幡浜を南北に貫く国道197号は1976(昭和51)年に愛宕山トンネルが開通する前は市内中心部を通っていた。しかし、それはこの新町通商店街よりも3つ海寄りの道である(下図茶色のライン)。
本来なら、旧国道が県道と交差するところに立っていそうなものである。
鋼管柱には「愛媛県」の文字。アーケードから旧国道に出るまでのこの道も愛媛県の管理だったのだろうか。
結局机上調査ではここまでしかわからなかった…というか、謎が深まるばかりだった。考えられるのは以下の2つではないだろうか。
1. この新町商店街を含む道はかつて県道であった(アーケードはなかった)。旧国道との交差点に設置されていた。
→しかし、並行して国道が走っているのに県道があるのか。
2. かつては旧国道がL字に交差するところに設置されていた。が、何らかの理由でここに移設された。
→移設する理由がわからない。道の駅「にしあいづ」の103-Bのように保存しているというのか。
3. ただの歩行者用
→こんな大袈裟な103-Bが必要なのか。
引き続き調査を進めたいと思う。
ちなみに背面は正統派の「口型」だった。
◯場所はこちら
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