【栃木県】【福島県】山王峠の白看群

晩秋の廃道…（カラコレしてます）

2012年10月31日。

ここは栃木県日光市横川。国道121号線の旧道である。

国道121号線は山形県米沢市から、福島県喜多方市、会津若松市、栃木県日光市、鹿沼市を経て芳賀郡益子町に至る一般国道。

この先に1980（昭和55）年に旧道化した栃木県と福島県の県境、山王峠がある。

そこに白看があるのはわかっているのだが…この日は雨。単独行だし、遭難はしたくないので（しないと思うけど）、ひとまず次の機会を見るということで撤退した。

 山王峠を挟んで日光と会津若松を結ぶこの道は古くは下野街道と呼ばれ会津と江戸を結ぶ最短ルートとして重用された。その後、明治16年に廃道界では知らない者はいない（？）福島県令三島通庸により会津三方道路として近代的に整備された。前述のとおり山王峠は1980（昭和55）年3月に全長645mの山王トンネルを含む山王バイパスが完成。今に至っている。

旧道化がわりかし早かったためか、この周辺にはいくつか白看が残っている。

次回からはその白看たちを一つずつ紹介していきたいと思う。

会津の峠〈上〉 (1975年)