105「博物館」
◯白看の種類:105「博物館」(オーバーハング式・鋼管柱吊り下げ・2点支持)
◯設置されている道路:京都府道143号四ノ宮四ツ塚線(国道1号線旧道)(東大路通:東山七条交差点)
◯考察:たいへん珍しいオーバーハング式の105。現存しているのはここだけではなかろうか。表示されている「博物館」はこの左隣にある「京都国立博物館」のこと。独立行政法人国立文化財機構によって運営される4国立博物館のうちの1つである(ほかは東京・奈良・九州)。国立ということで、敢えて「博物館」という表記のみなのだろうか。
105『「著名地点」を表示する標識』については、手持ちの浅井新一郎・内山茂樹, 技術書院(昭和45年) 交通工学23 道路標識 p53. によると
この標識は横長の矩形とし、白地に青文字を用い、矢印に赤色を用いること以外は、寸法、表示方法などについては特別の規定はない。また原則として英文を併記するものとし、ローマ字はヘボン式とする。
ただ、矢印についても絶対付いていないといけないかというとそうでもなく、
分岐点で設置する場合には、適宜矢印を付して表示するものとする。
とある。著名地点標識の例も図で提示されていて以下のような感じである。確かに川名表示の105に矢印は必要ない。矢印も矢羽タイプでなくてもよさそうだ。
裏面はかつて「口型」だったものを「二型」に修正した跡がある。しっかりメインテナンスされている証拠ではないだろうか。
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こちらはストリートビュー