103-B「横川/祁答院」

20141124鹿児島県さつま町にて撮影

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◯白看の種類:103-B「横川↑27or29Km/祁答院→6Km」(複柱式)

 

◯設置されている道路:薩摩川内市市道(鹿児島県道50号宮之城牧園線旧道→国道504号線旧道)×薩摩川内市市道(鹿児島県道51号宮之城加治木線旧道)

 

◯概要:以前紹介した103-C「祁答院」。

記事のアップが終わり、その後白看マップの整理を行っている際、まさか対面にはないよねとストリートビューを開くと見覚えのあるお姿が。(追記:どうやらまたストリートビューが埋め込み出来るようになっている。ま、当然なんだけど…助かります。。)

まさかとは思ったが、どうやら現存しているようだ。なんで最初に行った時(すなわち2006年)に気づかなかったんだよ自分のバカバカバカとは思ったが、数少ない九州の残存白看ということなので、すかさず調査に向かうことにした。

場所は鹿児島県さつま町。鹿児島県を人間の足に見立てるなら、右足の太もも辺りにある(極めて雑だが)のがさつま町である。しかし現場に到着すると、支柱しかない。どうやら盤面は朽ちて落下したようだ。現行のストリートビューが撮影されたのが 2013年12月ということで少し遅かったかーと思ったが、こういう場合、大抵盤面は改修されずにその辺に落ちていることが多い。やはり公共物である道路標識を簡単に一市民の判断で捨てるのにはなかなか抵抗があるのだろう。

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というわけで、あっさり盤面は確保された。写真を撮影するためにひっくり返したり、動かしたりしたが、現状の通り戻したので今もこのような配置になっていると思う。

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主要道路たる面目躍如か対面の103-C「祁答院」と同様に大型盤面で、裏面は補強鋼が2枚渡った「二型」である。ストリートビューを見ると下側の補強鋼はもともとなかったようなので、上側の補強鋼、とくに右側が限界に達し落下してしまったのだろう。

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表示されている地名は「横川」と「祁答院」。横川は九州自動車道が通る鹿児島県中央部(足に見立てると下腹部のあたり)にある町で、現在は国道504号、県道50号牧園薩摩線を経由して至る。盤面の劣化により標識板の上下1/5ずつほどが失われていて、横川への距離が微妙にわからない。27か29だと思うのだが…しかし対面が103-Cなのに、こちらが103-Bなのは何故だろう。表示に「宮之城5Km」などと入っても良さそうなものだが…行政区域的にはここは旧宮之城町なので避けられたのか。。よくわからない。

しかし、小さな発見だが白看調査には灯台下暗しという言葉がつきものだと改めて実感させられた1枚であった。

 

◯場所はこちら