103-B「裏磐梯/49会津若松」

20101121福島県猪苗代町にて撮影 

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◯白看の種類:103-B「裏磐梯←14Km/49会津若松→26Km」(オーバーハング式・鋼管柱吊り下げ・2点支持)

 

◯設置されている道路:猪苗代町道(福島県道324号猪苗代スキー場線旧道)×猪苗代町道堅田五百苅線(国道115号線旧道)

 

◯概要:福島県猪苗代町。変哲もない細道の交差点に、特徴的な白看が存在している。 写真を見てわかるように国道表示(=おにぎり)が表示されている。しかもよく観察すると「会津若松」という長い行先表示故か、おにぎり右側の一部が欠けている。

かなり古い時期に設置されたものと思われるが、青の文字色、赤の矢印の色とも鮮やかである。盤面の状態はかなり良いほうだろう。

 

設置されているのは福島県道324号猪苗代スキー場線の旧道にあたる。猪苗代スキー場は県営のスキー場として昭和23年にオープン。 スキーブームの昭和30年半ばにはゲレンデやリフトが整備され、町はスキー景気にわいたという。 確かにこの白看がある集落の付近にもスキー客用の宿泊施設がいくつも建っていた。

 

こちらは1963(昭和38)年の航空写真。猪苗代スキー場に至る道(現:福島県道324号猪苗代スキー場線)はこの当時、猪苗代市街の北側を東西に走り、国道115号線と交差していた。なので、白看は少なくともこの1963年以前の設置なのではなかろうか。

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 こちらは1976(昭和51)年の航空写真はこちら。国道115号線はバイパスが完成しておらず、猪苗代市街の中心部を南北に貫いている。また、福島県道7号猪苗代塩川線には新道が完成しており、屈曲を繰り返し猪苗代市街地に至っていた狭隘路が解消されている。また、ここまでに猪苗代スキー場への道も県道7号側に取り付くようになり、白看が設置されている道はかなり早くに旧道化したことが伺われる。

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◯場所はこちら


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