103-B「佐賀/武雄」

20120809佐賀県多久市にて撮影

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 ◯白看の種類:103-B「佐賀↑23Km/武雄→11Km」(オーバーハング式・テーパーポール吊り下げ・2点支持)

 

◯設置されている道路:多久市道(旧国道203号線)/佐賀県道308号小侍多久原線×佐賀県道24号武雄多久線(南莇原交差点)

 

◯概要:JR唐津線多久駅の西側に残る白看。この周辺は1994(平成6)年から多久駅周辺土地区画整理事業が行われており、周囲はがらんとしている。白看がある側にも建物は建っていなかった。この時も残っているのが奇跡のような感じすらしたが、再開発に伴いこの先も安泰ではないかもしれない。

 

裏面の補強鋼は正統派の「口型」。なお、上記写真の背面、唐津側は小侍川の河川工事中で、全面通行止になっていた。

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この白看が設置されている道路は国道203号線の旧道。現在は北側に新道(バイパス)が出来ている。佐賀県立図書館のアーカイブで見ることが出来る1953(昭和28)年に作成した1:5000地形図「莇原」には新道はなく、国土変遷アーカイブ1962(昭和37)年の写真ではかなり完成していることを鑑みると、新道は1950年代後半ごろの完成か。かなり早くに旧道化したものと考えられる。

なお、国道203号線は1953(昭和28)年5月に二級国道唐津佐賀線として指定施行。ということはこの白看が設置されたタイミングもそのときかもしれない。

以下の航空写真は1967(昭和42)年7月のものである。

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◯場所はこちら


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