103の2「富士吉田 本栖/静岡 身延 下部温泉」

20121017 山梨県身延町にて採集

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◇T字路を示す103の2型の案内標識

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◇大きさや高さは現行の青看と何ら変わりない 

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 ◇山梨県は後年まで多くの103の2が残っていたが…


◯白看の種類:103の2「富士吉田 本栖/静岡 身延 下部温泉」(オーバーハング式・テーパーポール吊り下げ・3点支持)

◯設置されている道路:山梨県道9号市川三郷身延線(←市川大門下部身延線)×国道300号線旧道(←山梨県道中富本栖線)

◯概要:前回は山梨県甲州市に残る103の2型の案内標識を紹介した。山梨県では富士五湖周辺に多くこのタイプの標識があった。日本を代表する観光地ゆえに、多少コストをかけても集中的に設置されたのだろうか。 また、この標識が案内している交差点はかつて白看(103-B「本栖/市川大門)も存在していた。記事は以下のリンクを参照されたい。 

この標識が示す市川大門側(つまりこの紺看が向いている方向)には旧下部町の久那土と北川を結ぶ下部隧道(218m)が存在する。その竣工年は1967(昭和42)年6月とのことから、白看、紺看が設置されたのはその頃ではないかと推測される。

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裏面は前回の記事で紹介した甲州市の103の2のように補強鋼は現在の青看のそれに近いものになっている。2013年当時ではテーパーポールと縦の補強鋼の錆が目立っていた。

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甲州市の紺看と同様に新し目の路線シールが貼られていて、しっかりと管理されていることを伺わせていた。しかし…最新の2014年8月のストリートビューにはその姿がなかった。路面を見ると取材当時になかった滑り止めがつくられているので、恐らくそのタイミングで撤去されたものと思われる。残念無念。

 ◯場所はこちら