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104「中津江/矢部」

20150414福岡県八女市にて撮影

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◯白看の種類:104「中津江36Km/矢部16Km」(単柱式)

 

◯設置されている道路:国道442号線(旧福岡県道23号八女小国線)

 

◯概要:いつも未知の白看に出会うときは、興奮を隠し切れない。たいていは自家用車で探索しているが、そのたびに「おぉ…これはっ!」などと叫んでいる。他人には見られたくない様態である。さてここは福岡県八女市、合併前の黒木町を走る国道442号線である。夕暮れ時、突如視界に飛び込んできた錆だらけの標識、勿論白看であり、車内のテンションははちきれんばかりになった。国道442号線は福岡県八女市から熊本県小国町を結ぶ延長58.5Kmという短い国道だが、矢部川上流の日向神ダムや福岡県と大分県の県境である竹原峠など、なかなか楽しい道である。白看愛好家からすれば八女市内の国道3号線旧道との交差点(土橋交差点)には、以下の3枚もの白看が残っていたことから私の中でも“要監視道路”となっていた。

それでは標識をじっくり味わってみよう。一見してわかるのは“古い”ということである。錆による盤面の経年変化は勿論のこと、昭和30年代後半から見られる丸みを帯びた標準字体ではなく、どこかカクカクした感じの独特の字体である。また「中津江」のローマ字が「NAKATUE」と訓令式になっていることも注目だ。(上記2番目のリンクの103-Aの「筑後」も「TIKUGO」だった)また中津江の「江」は「𣲅」と異体字になっている。

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そして裏面は補強鋼なしの鉄板一枚物。私が見た中ではR55の星越峠、R219の横谷峠などに通ずる古さである。また、矢部方面の先にある105「日向神」も同様の字体で裏面の特徴も同様なので、同じ頃に設置されたものであると思われる。時期としては最も古い可能性としては日向神ダムの完成により道路の付け替えが発生した1957(昭和32)年頃ではないかと考えられる。
なお、設置者は福岡県である。支柱を目を凝らして見ると「福」の字が残っているのが分かる。さらに付け根の部分にもペンキで何らかの文字が書いてあるように見えるが、判読は出来なかった。

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ともかく本当にこのような白看が残っていること自体が驚きで、このように発表できることを幸運に思う。ちなみにストリートビューにもばっちり写っている。こちらも画像検索なんかが出来るようになると面白いのに。

◯場所はこちら