103-B「榛原/橿原」

20131005奈良県桜井市にて撮影 201310-201403に撤去済み

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◯白看の種類:103-B「榛原→11.8Km/橿原←4.6Km」(添架式(電柱)・鋼管柱F型取り付け)

 

◯白看が設置されている道路:桜井市道(奈良県道15号桜井明日香吉野線旧道)×国道165号線

 

◯概要:奈良県桜井市の旧県道に残っている103-B。スタイルは以前紹介した大阪府藤井寺市の103-Aと同様、鋼管柱とテーパーポールを組み合わせたようなF型の鋼管柱であり、電柱に添架されている。裏面を見ると口型であるが、その真中に細い補強鋼が入っていて「日」の字を45度横に倒してような形になっている。F型の鋼管はリングのようなもので標識板と結束されているようである。裏面は少し傷みがあるようであるが、不思議なことに標識面の方は割にきれいで、見た目は白看後期のもののようである。

また距離が小数点以下1位まで表示しているのが特徴的である。

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標識が設置されているのは奈良県道15号桜井明日香吉野線の旧道である。この路線は1955(昭和30)年3月に主要地方道桜井吉野線として路線認定されている。現在の名称になったのは1982(昭和57)年である。県道は現在、ここから西に100m程離れた場所を走っている。1971(昭和46)年の国土基本図ではすでに現道が県道に指定されている。
ざっと空中写真をさらったが、新道(現在県道に指定されている道路)は1963(昭和38)年から1966(昭和41)年の間に出来たようだ。この白看の設置もその時期ではないだろうか(電柱は交換されているようだ)。

以前はストリートビューでは見れず、国道165号側から裏面が見えているだけだったが、この道路も最近カバーされている。

【20140406追記】しかし、この白看も撤去されたようだ。奈良県を中心に白看を調査されているへきささん(@HeXa_Tw)によると、20140331に撤去を確認されたそうです。まだ持ちそうな感じがしていただけに、残念…

◯場所はこちら


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