長野県オリジナル警戒標識「注意 巾員狭い」

20111010長野県松本市にて撮影 

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◯標識の種類:長野県オリジナル警戒標識?「注意 巾員狭い」

 

◯標識が設置されている道路:国道158号安房峠旧道

 

◯概要:長野県松本市。長野県と岐阜県の県境である国道158号線の安房峠越えの旧道、安房峠道路の中ノ湯入口との分岐の先、安房峠2号カーブと3号カーブの間に立っているこの見慣れぬ警戒標識

長野県でよく見られる(おそらく県独自の設置の)「注意 巾員狭い」である。その古めかしいデザインと、なにより「巾員」という表示が好きで、このブログでも随時紹介したいと思う。特徴的なのは、文字の雰囲気だけではなく、必ず表裏面両方にあること。もちろんここでも例に漏れない。

ストリートビューでも確認できる。

 なお、現在は1997(平成9)年に開通した安房峠道路安房峠トンネルで通年通行が可能になっているが、かつては冬期の半年間は通行止めになる難所。安房峠越えの道路はすでに大正時代から存在したようだが、車の通行が可能になったのは1938(昭和13)年に行われた拡幅以降とのこと。国道指定は1965(昭和40)年。バイパスは完成しているものの現在も引き続き国道指定されている。

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またこの場所よりもっと松本市内寄りの国道158号坂巻温泉周辺の旧道にもこの標識が存在しているらしい。その付近をバイパスする橋の竣工年が昭和50年代前半なので、少なくとも昭和40年代にはこの標識が存在した、と言えるのではないか。 

 

◯場所はこちら


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