103-B変「外ノ浦/佐多岬」
20091123鹿児島県南大隅町にて撮影
◯白看の種類:103-B変「外ノ浦↑4Km/佐多岬→8Km」(複柱式)
◯設置されている道路:鹿児島県道68号鹿屋吾平佐多線×鹿児島県道566号佐多岬公園線(旧佐多岬ロードパーク)
◯概要:撮影が夜になってしまって残念なのだが(鹿児島市から車で3時間近くかかる)、九州最南端にある白看。ただし地名のアルファベット併記がない亜種である。
「外ノ浦」はこの先にある集落、「佐多岬」は言わずと知れた九州の最南端の岬。昭和30年代前半から、岩崎グループによって観光地としての開発が進み、1963(昭和38)年7月に「佐多岬ロードパーク」として岬の展望台前の駐車場まで開通した(有料道路になったのは翌年)。また並行して県道566号佐多岬公園線が走っており、岬の手前にある田尻集落まで通じている。
夜の撮影と、当時の白看に対する淡白さはストリートビューがしっかりカバーしてくれる。裏面は高リブの「三型」でわりかし新しい白看のようである。白看時代末期かもしくはその直後ぐらいに、鹿児島県が設置したものだろうか。
なお、ストリートビューを操作すると表面も見ることができるが、佐多岬方面の矢印だけ赤く塗り直されている。どうせなら両方塗れば良いような気がするが、これも(威光はかなり落ちているが)九州を代表する観光地としての矜持であろうか。通行量のピークは1973(昭和48)年の年間6万台だったそうである。
◯場所はこちら
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