106「国道49号線」

20101121福島県いわき市にて撮影

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◯標識の種類:106「国道49号線」(単柱式)

 

◯設置されている道路:いわき市道(旧国道49号線)×福島県道20号いわき上三坂線(いわき市三和町上三坂)

 

◯概要:道路趣味者からは「焼きおにぎり」などとと呼ばれる茶色く錆びたこの国道番号標識は、いわき市の西の端、1966(昭和41)年まで存在した旧三和村の上三坂地区に存在ししている。以前紹介した「上三坂の白看(103-B)」から800mほど南にある。

106「国道標識」は1960(昭和35)年12月の道路標識令の改正で案内標識に追加された。ここにあるような古いタイプの106は、今のものに比べ、標識面のサイズが小振りなことと、数字のフォントが細身のゴシックであること、字間が離れていることなどが特徴である。

 

いわき市から新潟市まで、東北地方を東西に横断する国道49号線は、1953(昭和28)年5月に二級国道115号新潟平線として制定されたのがはじまりで、1963(昭和38)年4月に一級国道に昇格、番号が49に振り替えられ現在に至っている。

 

この区間の国道49号線は、現在、標高570mの新長坂峠を経由するルートに変更されているが、国道制定後しばらくは、現道の南側にある、標高610mの長沢峠を経由するルートを取っていた。ここにひっそりと残っている106の国道番号を示す標識もその証拠のひとつ。

このブログでも既に国道指定を外されたにもかかわらず残っている国道標識も紹介していきたい。

 

◯場所はこちら


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