103-C「熊谷」

20131214群馬県大泉町にて撮影

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◯白看の種類:103-C「熊谷15Km→」(添架式・横断歩道橋)

 

◯設置されている道路:大泉町道(ハナミズキ通り)×群馬県道314号古戸館林線

 

◯概要:新年1本目の更新は午年にちなんで群馬県から。ここは群馬県の南東部、邑楽郡大泉町。町道に架かる歩道橋に103-Cタイプが残っていた。この大泉町周辺もいくつかの白看が残っていたようだが、近年ほとんどが撤去され、最後に残ったのがこの1枚である。盤面は塗装が剥げて地金が見えつつある。ほおっておくと、全体が錆に覆われそうだ。

白看が設置されている歩道橋は「南小歩道橋」という名称だ。しかし、残念ながら歩道橋の銘板は見当たらなかった。おそらく群馬県ではなく、大泉町の設置であると思われる。場所は東武小泉線西小泉駅からまっすぐ南に2Kmほどのところ。幅の広い2車線道路で、白看が当時から設置されたとしたら、町道としてはかなり高規格である。西小泉駅との間に三洋電機の工場があるが、そのためなのかもしれない。

歩道橋に上がってみた。

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この白看は高欄の割に高い位置に設置されている(通常は高欄の下の主桁に設置されている)。そのため裏面の観察も容易だった。補強鋼のないタイプ。高欄との結合にはU字のフックが用いられている。もともと高欄への設置ありきの白看だったので補強鋼は必要なかったわけだ。

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こちらは国土変遷アーカイブから1969(昭和44)年4月の航空写真。この時既に歩道橋は完成しているようだ。1961(昭和36)年の航空写真にはなかったので、この8年の間に設置されたのは間違いないだろう。盤面が鉄板であることなどから、実感としては昭和30年代の終わりか、昭和40年代のはじめといったところではないだろうか。

 

◯場所はこちら

 

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