103-B「平/小野」

20101121福島県いわき市にて撮影 

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◯白看の種類:103-B「平←33Km/小野←15Km」(鋼管柱吊り下げ式・2点支持)

 

◯設置されている道路:いわき市道(旧国道349号線)×福島県道20号いわき上三坂小野線(旧国道49号線)

 

◯概要:白看を見たいなら今すぐにでも腰を上げなければいけない。ここはいわき市三和町上三坂。この「上三坂」の白看は道路趣味者には有名で、かつては交差点の4方向すべてに白看が存在したが、ここ3〜4年の間に撤去(2009年には存在したようだ)。現在はなぜかこの1枚だけが残っている。

 

この白看が立つ交差道路は、現在福島県道20号いわき上三坂小野線となっているが、かつては国道49号線だった。

いわき市が起点の国道49号線旧道(下の航空写真で緑色)は、いわき市三和町市萱地区から現在のルートよりも西側を走り、上三坂地区との間にある長沢峠を越えていた。そしてこの白看が立つ交差点で国道349号線(橙色)と交差し、郡山市方面に進んでいる(現道の国道49号とはもう少し北側の「上三坂交差点」で合流する)。

 

なお、1枚目の写真をよく見るとわかるが、上段の平方面への行き先が、右折方向から左折方向に修正されている。右折方向が掲示されていたのは、交差道路が国道49号だった頃と考えて間違いないだろう。その後、長沢峠越えは新道に切り替えられ、その際に表示も修正されたのであろう。

こちらは1947(昭和22)年の航空写真。のちの国道46号線は上三坂の集落の中を通っている。

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続いて1974(昭和49)年10月。既に新道への切り替えが行われている。長坂峠旧道と県道20号の交差点に106「国道番号」(いわゆる「おにぎり」)が残っているので、少なくとも新道への切り替えは昭和35年12月以降である。

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 裏面は「口型」。なかなかの古さがあるに違いない。

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このような細道もストリートビューでカバーされている。2013年8月現在でも健在のようだ。

 

 ◯場所はこちら


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