103-B変「平安神宮/黒谷」

20120827京都府京都市左京区にて撮影

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◯白看の種類:103-B変「平安神宮/黒谷」(単柱式)

◯設置されている道路:京都市道187号鹿ヶ谷嵐山線(丸太町通)×京都市道(岡崎通)

◯概要:平安神宮の近くにある“一風変わった”白看。 一目見てわかるように目的地までのキロ程がないところが特徴。ということでとりあえず103-Bの変種に分類しておく。

裏面はこちら。

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以前紹介した徳島県星越峠の白看のように 補強材なしの鉄板一枚もの。かなり古いものだと推定される。

 

行先表示されている「平安神宮」は平安遷都1100年を記念して、1895(明治28)年に第50代桓武天皇を祀って創建された神社。一方「黒谷」は英語表記が「KURODANI TEMPLE」となっているが、これは通称「くろ谷さん」と呼ばれる金戒光明寺のこと。知恩院と並ぶ浄土宗の大本山。ちなみにお寺のURLも「 kurodani.jp 」である。

この白看、じっくり観察していると、支柱にレリーフがあることを発見した。

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これは一体…? 夏日がぎらつく現場ではよくわからなかったが、帰宅して写真をよく見返すとこんな字が浮かび上がった。「LIONS international」

 

早速google先生に打ち込んでみると… (まぁ、この時点で気づくべきなのだが)以下のマークだということが判明した。 

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そう。ライオンズクラブのシンボルである。  観光客の多い京都のこと、その利便性を図るために地元のライオンズクラブが 当時の標準規格だったデザインを流用して作ったものなのかもしれない。

1975(昭和50)年1月の航空写真をご紹介するが、現在とほとんど変わりがないようである。

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