102「福島県」
20121111栃木県日光市にて撮影
◯白看の種類:102「福島県」(単柱式)
◯設置されている道路:国道121号旧道
◯概要:栃木県と福島県の県境にある山王峠。ここにある白看群のまず一つ目はこちら。
鞍部の左側にある「都道府県」を示す102である。やはり旧道化して30年あまり。標識の前には若木が茂り、盤面を撮影することは難しい。
なお、裏面は補強鋼が入った「二」型で、古いタイプのものだ。
ちなみに山王峠の名前の由来はかつて峠の頂上にあった山王権現から。旅人の無事を祈り一つは奥州、一つは関東に向けて祀られていたそうだ。
時を超えて2012年、山王権現同様にそれぞれの方向に取り付けられていたであろう白看102は、現在は関東に向けてのものしか存在しない。
こちらのページには昭和50年代の山王峠の様子があるが、102「栃木県」もあり、その先には104も見える。「日光/宇都宮」とでも書いているのだろうか。往時は大変賑やかであったのだろう。もちろん今回紹介している102「福島県」も背面が見えている。木も茂っていなくて、スッキリとした印象だ。
山王峠はなぜか福島側の標識ばかりが残っている。102「福島県」の奥にあるこの標識はインパクト大だ。
「危険! 急カーブ多し 命を大切に」
次回はこの警告の隣に立っているこちらの白看を。